2017年8月23日水曜日

ワイルドなコップ ~ 任意捜査の限界 ~


弁護士ドットコム - 行政事件 - 「公妨だ!」警官10人に取り囲まれ、執拗な所持品検査…エンジニア男性が国賠提訴 2017年08月21日 18時15分
https://www.bengo4.com/gyosei/n_6539/

朝日新聞デジタル - 「本官が怪しいと思った」職質は適法?会社員が都を提訴
http://www.asahi.com/articles/ASK8P5HRTK8PUTIL02H.html

・・・通勤途中に東京都中央区の路上で警官に職務質問を受け、所持品検査を求められた。理由を尋ねると「本官が怪しいと思った」と言われ、検査を拒んだところ、応援の警官を含む約10人に現場で1時間半以上囲まれた・・・提訴後に会見した男性は「職務質問の根拠を聞いても『判例とか法律はどうでもいい』と言われた」と話した。・・・


ブログ主コメント:ノルマ達成の為に際どいこともやらなければならないのでしょうか。
警察は起きた事だけに対応していればいいと思うのですが。
ある警察関係者いわく、警察にノルマがあるのはサボる奴がいるからだとのことです。
何も起きていなければのんびりしていても良さそうなものですが。
暇な警察大いに結構。
ところが組織というものは自らの権勢拡大や存在意義を求めて暴走するものなのです。
その証拠に、警察は組織の権勢拡大の為に、自作自演の駐在所爆破事件も起こしています。これは日本版のグラディオ作戦です。
古い話ですが事ある毎に蒸し返していかないとまた同じようなことが繰り返されますよ。

それから「職務質問の根拠を聞いても『判例とか法律はどうでもいい』と言われた」との事ですが、このPMの言動は、憲法や法律や裁判所の判例よりも自分(現場のPM)の意向とか都合が優越する(=何でも任意捜査で出来る)と公然と宣言した訳でして、完全にアウトです。

そんなワイルドなコップに出くわしたくは無いものですが、一般人でも下記の本を読んで備えたほうが良いかもしれません。

立花書房 - 任意捜査の限界101問〔五訂〕
http://tachibanashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=1161