2022年11月30日水曜日

[UPDATED]丸山大輔長野県議会議員逮捕に関する報道について

ローカルニュースですが全国に報道されました。

【妻殺害容疑の長野県議】地元では以前から「逮捕Xデーはいつか」と話題になっていた

昨日(11/29)からブログやマップへのアクセスが増えておりまして、タイトルの通り自民党県議団に所属する丸山大輔長野県議会議員が奥様を殺害した容疑で逮捕されたという件で捜査にNシステムが使われたと報道されたことが原因のようです。

テレビ信州の報道 https://www.tsb.jp/news/nnn/news116ll66p2qm7xboe8s6.html によれば、幹線道路を迂回して長野市~塩尻間を通行していたとの事ですが、それでもNシステムで足が付いたということは、仮に警察庁のNシステム端末を企図して回避していたとしても、長野県警の簡易型Nシステム “ 緊急配備支援システム ” に引っ掛かっていたことをほのめかしているようです。

一例挙げますと、この交差点には簡易型Nシステム端末が取り付けられていますが、あまり目立ちません。気付いていないドライバーもいるかと思います。

https://goo.gl/maps/m1mxJYXQ7oLj22b87

簡易型Nシステムとはどんなものかご存じない方は下のリンクを参照願います。
https://dumpthecore.blogspot.com/2014/03/n_15.html

しかし総務企画警察委員会の委員長なのに、県費で整備した緊急配備支援システム整備事業のことを知らなかったのでしょうか?

|『ながい県会通信』13号 2006.11.9
|緊急配置支援システム整備事業6,780万円(07~14年度8年間のシステム賃貸料7億3,700万円も債務負担)

|質問
|緊急配備支援システム整備事業について
|「自動車ナンバー読取装置」(通称Nシステム)犯罪捜査を目的に通行車両全ての、時刻とナンバーを撮影記録する機械を県内に100ヶ所整備するとし、補正予算6,780万円、後年度借金7億3,731万円を予定している。 長野県の単独システムで、他県ともつながっていないことから、その費用対効果に疑問がある。健全財政を目指す県として、今すぐ実施する必要もなく当面見送るべきでないか。 Nシステムの運用実態は、「ブラックボックス」の中にあるとも言われ、「犯罪捜査以外」に利用されていると新聞報道もあるが。

|回答(県警本部長)
|厳しい財政事情は十分承知しているが、システム導入により期待される効果など勘案すると必要性は認められると認識している。運転者の容貌等を撮影、記録するものでなくプライバシーの侵害は生ぜしめない。来年(2007年)10月全面運用する。

尚現在では既に更新・増設されており県内100ヶ所なんてものではありません。もっとあります。


追記:読売の報道によればナンバープレートを折り曲げて走行していたとのことです。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221130-OYT1T50064/

追・追記
続報が出てきています。NHKの報道では、被疑者の通行記録はNシステムを検索しても出なかったとのことです。また山間の道路を事件前に何度か往復していたのが監視カメラに映っていた等という話が出てきています。となると、職務上知りえたNシステムの監視網を交わす意図があり、ナンバープレートを折り、端末のある路線を回避していたということでしょう。それなら総務企画警察委員会の委員長である被疑者は “ 緊急配備支援システム ” を含むNシステムの存在を意識していたということで辻褄があいます。従って、Nシステムの事後検索でヒットしなかったというのが正しい情報でしょう。渋谷の軽トラをひっくり返した事件の時のように各地にある監視カメラの記録を任意で供出させそれを調べていったということです。




普通に下道を行けば以下のようにN端末には何度も引っ掛かります。





https://twitter.com/RainbowLinkInc/status/1601891719288868864 


221221追記:否認したまま起訴されました。

https://news.livedoor.com/article/detail/23412504/