2014年10月27日月曜日

簡易型Nシステム端末カタログ 現行機種版



今回は2014年度時点における現行機種を見ていきます。
まず関東地区、埼玉・栃木・千葉にて出現したタイプ。
これら3県は当ブログでいうところの「F」系だったところ。そのFの新機種なのかどうか。


フェイスを見ますとNシステム端末では良くある赤外線LEDパネルプラス2眼というパターンです。
赤外線LEDパネルは上下2枚で角度が変えてあります。
運転席と助手席というように横に広い範囲の照射なのでしょうか。
(後日追記:1台で2車線読めるようです)

カメラが2系統あるのは過去記事でも書きましたが、おそらくはモノクロのナンバー読取用赤外線カメラとカラー動画のカメラが併載されているのではないかと思われます。
とはいえ、最近では一枚の撮像素子からカラー画像と、IR(赤外線)を照射して得るモノクロ画像を別々に得ることが出来るコンポーネントもあるらしいですから
片方がプライマリー(主運用)、もう一方がセカンダリ(バックアップ)という冗長構成になっている可能性も? 立体撮影ではないと思いたいですが。

筐体の、正面から見て右側面および背面にはなんと
ヒートシンク(放熱器)が取り付けられています。
内部の発熱が多いため筐体経由で放熱しているのだと思われますが
空冷バイクのエンジンじゃあるまいし、そんなに電力を食うのでしょうか。

やはり最近のNシステムは相当に高機能、
つまり高精細な静止画および鮮明なカラー動画の転送機能など備えているのだと思われます。
専用線も最近では光ファイバーは当たり前でしょうし
単純なナンバー読取機ではないのだと知るべきです。


小型だといっても侮りがたいですよ。


以上2枚の画像は関東地区adさまにご提供頂きました。ありがとうございます。




さてさてこちらは福岡県にて撮影された
2014年度より運用が開始された簡易型Nシステム端末です。



実はこの機種、メーカーが判明してしまいました。なんと側面に銘板が取り付けられていまして型式やら製造番号やメーカー名まで明記されています。


路上装置撮像部/形式 SUPR-11-HCA /住*電工システムソリューション株式会社

こちらのメーカー、AVI(Tシステム)のメーカーとして知られていますが
簡易Nの製造に参入したのでしょうか。

ちなみに静岡県、兵庫県、滋賀県にも
同メーカ系統と推測される簡易型Nシステム端末が見られますが
二眼の構成になっていますから、福岡の分はオプションを省いた簡素な構成のようです。
(後日追記:大阪でも採用されており、1眼と2眼が混在)



交通信号の柱から突き出し設置してあります。小型軽量。
もはや特に隠そうともしていないみたいです。



専用線は光ファイバーですがもう驚きは無くなりましたね。今や標準的な仕様かも。




ドライバー視点ではこんな感じに見えます。これでも車両感知器ではなくてNシステムです。








0 件のコメント:

コメントを投稿