2015年5月6日水曜日
2015年4月21日火曜日
ナンバー読取機 2014年度末時点最新動向と某メーカー P 探訪
去る2015年3月30日のことですが、成田空港の検問が正午を以って廃止され、今後は構内でナンバー読取機140機が運用されるというニュースが流れました。
局によってはナンバー読取器の斜め前方からのアップが映りましたので警察向けの簡易型Nシステム端末と同等のものと確認出来ました。
また時期を同じくして某政令市の公道上にも、政令市が管理する防犯カメラという名目で成田空港のものと見た目が同一の撮像部が導入されました(上の画像)。
ということは、メーカーは空港を運営する株式会社や自治体にも同一のラインナップの一部と思われる機器を納入しているということになります。
さてここで疑問に思うのは、警察向けに開発されたものを空港を運営する株式会社だの市町村やらに出すならば、警察ファミリー外にその性能や仕様が漏れることとなりますから忌避されるべきところではないのか?ということですが、「産官学複合体」という括りであれば、彼らは一体でありファミリーと言えます。またこれらカメラは車両のナンバーを読み取り、車両前部(後部)と運転席・助手席の人物の画像が取得出来、それらは専用線にて伝送され中央装置に蓄積されるというのは今更隠す必要も無いとも言えます。但し警察庁はNシステムでは画像の取得はしていないと主張しています。この空港会社や自治体の場合、画像の蓄積は当然行っているでしょう。今のご時世にただモニタに映しているだけの監視カメラなど有り得ません。全て記録しておいて後で日時や場所、その他の条件から検索が出来るようになっているはずです。
最近ではそれ位(警察向けの監視システムを、空港を運営する株式会社や自治体に出荷するほど)なりふりかまわずNシステム端末を含む監視カメラの増設に邁進しているということです。警察はそれらによって得られた情報を裁判所の令状なしでも合法的に入手可能ですから(法的根拠は刑事訴訟法第百九十七条第二項とされています)結果として警察がカメラを増設しているのと大差なく、多重行政だの私有地だのなんだのと言われたとしても警察的にはメリットが非常に大きいのです。また法的に・組織の事情的に可能かどうかは別にして、それらの運用で得られた情報を警察にオンラインで準リアルタイム伝送するスペックもシステムに実装可能です。なにせ同一メーカーが製造しているのですから。さすがにこれがプロキシ作戦(ここでは半官半民団体や自治体の予算で実質警察のカメラを増設すること)で無い限りはそこまでは行っていないでしょうが、それでも本稿にて述べましたように産官学複合体は一体と考えた方が違和感が無いことから、被写体である市民が警察のNシステム端末とこれら監視カメラを区別する理由はありません。その為当グループ制作のマップでは公道上のものについては警察のものと同様に扱っています。
さて、この最新機種ですが特徴として、赤外線照射器とカメラ2系統が単筐体に収まっていて、機器前面の上部に赤外線照射器、下部にカメラ2系統。そしてその下に赤い部分があるというものです。
Nシステム端末のメーカーと言えば、昔はN御三家といわれるメーカー3社で独占していたといいますが、2003年度ごろから展開している簡易型Nシステムの製造には他の大手電機メーカーが参入していたり、旧財閥系で交通管制系の機器を製造しているメーカーが簡易型Nシステムで相当なシェアを取っていたり、詳細は不明ですが新規参入メーカーのものかと思われる機器が使われている場合もあります。
それでも以下に示す機種は、前述のような特徴を備えている為、今回出現のものと同一メーカー、N御三家の内の1社 “ P ”の製造と思われるのです。
警察庁仕様Nシステム端末(全国共通)2006年度-2009年度当初予算までの機種
簡易型Nシステム端末“ P2 ” - 東京都、神奈川県、長崎県
簡易型Nシステム端末 “ P3 ” - 東京都、神奈川県 /北九州市(防犯カメラ名目にて)
国交省 「車両計測設備」
この場所でメーカー “ P ”製の
現用中・および将来公道デビューする端末がチェック出来ます。
現用中・および将来公道デビューする端末がチェック出来ます。
更新履歴
2025-02-18 SV再収録・更新に伴いSVの埋め込みを張り直しました
2025-02-18 SV再収録・更新に伴いSVの埋め込みを張り直しました
2020-04-29 SV再収録・更新に伴いSVの埋め込みを張り直しました
2019-07-30 画像・SVへのリンクを張り直しました
2019-07-30 画像・SVへのリンクを張り直しました
2018-06-20 ストリートビューを埋め込み、および記事の一部更新
2017-09-15 ストリートビューへのリンクを更新しました
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2015年3月13日金曜日
My Mapsの活用 - 全国Nシステムマップ
MyMapsを利用したNシステムマップのページはこちらです。
https://dumpthecore.blogspot.com/p/maps-engine-liten.html
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以下過去記事
そんなわけで、限定公開「全国Nシステムマップ(警察庁仕様・N接続されたAVI/簡易型)」は警察庁仕様Nシステム端末を世代別アイコンでマッピングした、マニアならば必見のマップに生まれ変わりました。
ついでに参考までにですが調査中である簡易型Nシステム端末のレイヤーもチェックを入れて頂くことで閲覧可能となっています。
それから今回より「SVリンク」を設けております。これはGroupの方にワンクリックでストリートビューのタブが開くやり方を教えて頂いたのでリンクをリストに仕込みました。マップ上の対象アイコンを指定し、リンクをクリックするだけでSVが閲覧出来ます(場所によってはうまく表示されないケースもありますがご容赦下さい)。
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2015年1月4日日曜日
[ 2014年版 ]実地調査によるNシステムマップの制作(福岡県編)
今回は年始特別編として、Nシステムマップ制作作業の実際をご紹介しましょう。
まずはNシステム端末の設置場所を調べます。調査時、最低限携行するのはGPS loggerとデジカメです。実際にはそれらに加え地図が必要です。当ブログ主のお勧めは、Windowsが走るノートPCかタブレットにゼンリン社電子地図帳Ziシリーズをインストールしたものです。ノートPCの場合、車載することにより振動で故障してしまうHDDは予めSSDに換装しておきます。ゼンリン社電子地図帳Ziシリーズの場合、地図データはインストールするタイプですからモバイルの回線は不要です。この車載PCにGPSレシーバーを取り付け適切に設定を行うと、出先で自己の所在地が中心の地図が表示されるようになります。これでフィールドに出る準備が整いました。
調査の対象としては、現在福岡県の再調査に取り組んでいますのでこれを当記事の素材として扱います。
次の下準備として、事前に検討して探索コースを計画します。まず最初は単純なコースを設定してその地域のN端末分布の傾向を把握します。下の画像は実際に走ったコースを、携行したGPS loggerのデータを展開してマップ上に表示したものです。カメラのアイコンがある場所はN端末の撮影を行った場所です。佐賀の山中のものだけは風景を撮ったのであってN端末ではありません。
1回目
2回目以降は既知の情報を検討して、未発見のN端末を芋づる式に発見すべく、(極力)一筆書き状にコースを設定して走ります。
簡易Nシステム端末の更新分・増設分を、コース上におけるカメラのアイコンの位置で確認し撮影しました。特に下の画像のような設置がされている簡易N端末を見逃さないように注意します。
撮影が済んだらPC上でGPS loggerに付属するアプリケーションにデジカメ画像とGPS loggerが蓄えたlogを読み込ませ、デジカメ画像にGeo Tagを振ります。
その座標を読み出してGoogleMapsおよびゼンリン社電子地図帳Ziシリーズ上で対象の位置を確認し座標を確定させリストに搭載します。これを発見した全ての端末について行います。
リストアップが済んだら今度はGoogleMapsおよびゼンリン社電子地図帳Ziシリーズにリストを読み込ませマップ上で可視化します。
今回調査した福岡市近辺
現時点での県内調査済みエリア
2017-02-20 マップは全国版に統合されました
[福岡県域]全国簡易型Nシステムマップ(簡易型/警察庁仕様/AVI等/オービス)
尚、今回の調査でH11年当時には国からの補助金を財源として設置された昭和通り(上下線分離)、那の津通り(上下線分離)、マリナ通りの警察庁仕様Nシステム端末計5箇所が、簡易N端末で以って更新されていることが判明しました。マップ上では水色の■で表示された箇所となります。
・・・
年末にこのような話題が報道されていました。
東京新聞 - GPS捜査 全国で運用 警察庁が要領通達 監視対象車に設置
裁判所の令状無しに被疑者の車両にGPS端末を取り付け動向を把握する捜査手法を合法とし、運用要領を示しているようです。
こちらもNシステム同様に、法的根拠なく運用されているものですから問題の根は同じです。
当記事で示したGPSログを見ても分かる様に、対象の動向が完全に把握出来てしまいます。これが令状なしの任意捜査 で出来てしまっていいのでしょうか? 念のため言いますが、このケースですと「任意」という言葉の意味は、法的根拠がなくとも警察の裁量・意向のみで行うという意味です。国や地方自治体の行いを見れば、やはりここは近代の法治国家ではなく未だミドルエイジズのようです。
Nシステム端末のこれ以上の増設も併せ、そろそろ何らかの歯止めが必要ではないかと思います。
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2014年10月27日月曜日
簡易型Nシステム端末カタログ 2014年度版
今回は2014年度時点における現行機種を見ていきます。
まず関東地区、埼玉・栃木・千葉にて出現したタイプ。
これら3県は当ブログでいうところの「F」系だったところ。そのFの新機種なのかどうか。
フェイスを見ますとNシステム端末では良くある赤外線LEDパネルプラス2眼というパターンです。
赤外線LEDパネルは上下2枚で角度が変えてあります。
運転席と助手席というように横に広い範囲の照射なのでしょうか。
(後日追記:1台で2車線読めるようです)
カメラが2系統あるのは過去記事でも書きましたが、おそらくはモノクロのナンバー読取用赤外線カメラとカラー動画のカメラが併載されているのではないかと思われます。
とはいえ、最近では一枚の撮像素子からカラー画像と、IR(赤外線)を照射して得るモノクロ画像を別々に得ることが出来るコンポーネントもあるらしいですから
片方がプライマリー(主運用)、もう一方がセカンダリ(バックアップ)という冗長構成になっている可能性も? 立体撮影ではないと思いたいですが。
筐体の、正面から見て右側面および背面にはなんと
ヒートシンク(放熱器)が取り付けられています。
内部の発熱が多いため筐体経由で放熱しているのだと思われますが
空冷バイクのエンジンじゃあるまいし、そんなに電力を食うのでしょうか。
やはり最近のNシステムは相当に高機能、
つまり高精細な静止画および鮮明なカラー動画の転送機能など備えているのだと思われます。
専用線も最近では光ファイバーは当たり前でしょうし
単純なナンバー読取機ではないのだと知るべきです。
小型だといっても侮りがたいですよ。
以上2枚の画像は関東地区adさまにご提供頂きました。ありがとうございます。
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2014年10月11日土曜日
マップ再編に伴う狭域マップ廃止のお知らせ
2015-03-15追記 都道府県域のもので一般公開へ移行しなかったマップは本日までに全て廃止致しました。また現在My Mapsは1レイヤーで2000行まで読み込み可能になったことからマップは全国版となりました。そのためこの記事にある記述は過去のものです。
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