2014年3月20日木曜日

マスメディアと記者クラブ制度



当ブログでは、過去記事の話題の中で菅生事件に言及しました。
公安警察官が駐在所をダイナマイトで爆破して、予め呼び出しておいたターゲットを陥れた謀略事件でした。この事件は大方の人々の記憶のかなたへと消え去りそうな年月が経過しましたが、幸いにもあらましがネットで見られます。

ところが、驚きの不祥事まだ他にもあるんですね。
今日下記のニュースを見て思い出しました。今は稲葉氏のような人が居ないのだと。

産経ニュース - 暴力団からの拳銃押収74丁過去最少 総量の85%一般人、供給元は暴力団?
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140320/crm14032014210020-n1.htm


その不祥事とは稲葉事件
やらせ捜査で拳銃を供出させ、代わりに麻薬の流通は見逃したというものです。

詳しくは、稲葉圭昭氏「恥さらし」講談社同著amazon、当のご本人によるものです。


これを報じた現地の新聞社は後に警察の返り討ちに遭う破目に。
フォーラム市民の目 - 新聞が権力に屈した日

ここでは大手マスメディアが警察に及び腰になってしまう理由、記者クラブ制度にも触れられています。警察に都合の悪いことを追求しようものなら、記者クラブのキャップの首が飛びかねないといいます。本来であれば、Nシステムなどはマスメディアが追うネタなのですが、そうはなっていない理由の一つかと思われますね。

菅生事件の当時、戸高公徳を追い詰めたのは共同通信の記者だったのですが、今のマスメディアだと如何でしょうね?


この稲葉事件、そして記者クラブ制度に関して映画『ポチの告白』は必見です。


この作品はご覧になっていない方が多いと思いますので、ネタバレ防止のため詳細は控えますが、当ブログ主的には、終盤で刑事・山崎の正体が割れるシーンが一番衝撃的でした。DVDが入手可能です。

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