2014年3月26日水曜日

この修理代誰が払うの?

まずはこの画像をご覧いただきましょう。

青いシートを掛けられた物体は、簡易型Nシステム端末の処理装置です。
カメラからの信号を処理してナンバーを読み取ったり、専用線でデータを送受信したり、商用電源を受電して基板やモジュールに各種電源を供給したりする部分等、基板や装置の収められた筐体で、ここでは交通信号の柱に抱き付き設置してあります。

おそらく車にぶつけられて損傷したので雨水等浸入しない様、養生してあるのだと思います。

この場合修理代は請求されるのでしょうか?
仮に過失でぶつけた方に、県が修理代を請求したとします。

たいていの車は保険に加入していると思うのですが、交通信号の制御装置ならまだしもNシステムのように法的根拠無く設置されていて歩道上のスペースを占有している物体の修理代を保険会社は支払うべきものなのでしょうかね。保険屋さんは交通事故の真相についても詳細にお調べでしょうから、査定も厳密にされることと思いますけど。私たちの支払う保険料が高くならないようにお願いしたいものです。

保険が下りなければ(無保険の場合も)、ぶつけた人が支払うことになるのでしょうが、不服がある場合争いになるかもしれません。

県が請求しなかった場合は、公のお金で処理されることになります(元手は税金か行政の借金)。


このケースではどのように処理されたのかは知りませんが、何れにせよ、設置するに当たってはっきりとした法的根拠がないとこのような問題が出て来ます。また、人や自転車の通るところですから、あんな角のある金属製の箱をむやみに取り付けないでいただきたいものです。


一方、簡易型ならあの程度の大きさですが、国費で設置したものになると基礎部、地上部分も巨大です。

耐雪仕様ですよ。


歩道の一部を占有しております。
もし衝突したら車の方が大きく凹むでしょうし、自転車でぶつかった日には乗員が大怪我でしょう。御注意を。

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