2019年12月8日日曜日
2019年7月20日土曜日
ナンバープレートの盗難に注意!
「車検証とナンバーの番号が違いますねぇ。前と後ろの番号も違いますねぇ。」— M-CHARI🚲💨💨 (@mappa_chari) 2019年7月19日
と言われ、自分で確認してみる。
確かに後ろの番号が違う。
と、そこでパトカーが数台到着。
あれよあれよと10人近い警官に囲まれる。
「な、なにが起こってる??」と思ったらしい。
2019-07-21 23:35 ここから追記
参照用にマップを埋め込みました。
都内の簡易型Nシステムは “ 車両捜査支援システム ”と言います。マップ上では◆か●のアイコンの箇所がそれにあたります。機種の項目がP3~P5(前後)となっている箇所は車両の前後を読むタイプです。
2019-07-22 06:47 追記
twitterで発言している方、それを見ている方へ。
警察庁仕様第七世代というのは古い機種を更新するための機種で、車両前後撮影など先進的なスペックを実装したものではありません。組織のメンツを保つために昔設置した箇所の機器を維持し続けるためのものですよ。機種が変わっただけです。
このタイプとは別に都道府県単位で調達ないしは賃貸借契約する簡易型Nシステムというものがあり、東京都では前述のように “ 車両捜査支援システム ”というのですが、このタイプで1車線に対し背中合わせに2台の読取機を設置してある箇所が車両の前後を読むのです。マップではこの都道府県警の簡易型と警察庁(国)の分とを分けて(レイヤーが別なので各レイヤーの表示ON/OFFが出来る)表示してありますし、PCから閲覧すればストリートビューも即参照出来るようにしてありますので確認して下さい。アイコンをクリックすると左側にSVリンクという項目(下の方)が表示され、そのリンクを踏むと別タブにてストリートビューが見られます。
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2019年7月19日金曜日
昔は極秘、今は?
ちなみにNシステムは4年ほど前までは警察庁の機密事項でした。— Taka オタクとワイン
(@ch_latour) 2019年7月18日
4年前までという上記のtweetは誤りです。
この勘違いの原因には心当たりがあるのでここで説明しておきましょう。
ごく最近ですが2019年7月11日放送のTBS “ ひるおび ” で、ゲストの元大阪府警警部で元衆議院議員の中島正純氏が “ 昔はこれ警察の極秘のNヒットシステムだったんですよ ” と述べていたのと、これまた最近の月刊ラジオライフ誌2019年6月号の記事の一部に --H27年6月16日の第189回国会衆議院法務委員会(第24号)政府側参考人として警察庁刑事局長が「平成27年5月末日現在、警察庁が設置している自動車ナンバー自動読取装置いわゆるNシステムの設置台数は1511式でありまして、これと同じ仕様の装置を都道府県が179式設置しております。」と答弁しており-- と書いてあるのを読んで早とちりしたからではないでしょうか。
まず年度毎の設置数や予算額については以前から国会議員(ある政党)が要求すれば出していましたから、Nシステムの存在そのものでなく路上端末の設置場所や読取機の仕様が極秘だったのです。
ただ他の政党のある議員がNシステムの資料を出せと言ったら「では議員は警察活動に理解のない方とみなされますが宜しいのですね?」というようなことを言われたと書かれている記事(小谷洋之氏のもの)を読んだこともあります。が、国会から呼び出されれば警察庁から説明員が出向き答弁していました。例えば以下のようなものです。
上記の答弁をした1998年5月22日の衆議院建設委員会に出向いた説明員は当時の警察庁刑事局刑事企画課長で岡田薫という官僚でした。
この警察庁刑事局刑事企画課という部署がNシステムの運用を直接担当していて、以前Winnyで警視庁から流出した検索申請書(書式)にはここの課長の決済印を押す欄がありました。
しかしマスコミ等がNシステムについて扱うと公安が出てくる有様でした。
テレビ朝日「ザ・スクープ」で一度Nシステム特集が放送されたことがあるのですが、その制作に関与したクルーを放送数週間後に警視庁公安部が尾行し、それに気づいたクルーがその様子をビデオカメラに収め番組で放送しようとしたが、テレビ朝日の警視庁記者クラブのキャップが警察と手打ちしてしまいお蔵入りになったという事件まで起きました。これでマスコミの連中は縮み上がったのか、それ以降Nシステムの話題はタブーとして確立した感がありました。
以下のリンク先は必見!
http://www.njg.co.jp/post-14455/
https://www.njg.co.jp/post-14469/
http://incidents.cocolog-nifty.com/pdf/torigoe.pdf
警察が初めてマスコミ向けに公式に認めたのは、2006年6月に愛媛県警警部の私有PCからWinnyのファイル交換ネットワークにデータが流出し、Nシステムで得たデータ(のべ10万台程度)等が含まれていた際の会見においてではないかと思います。https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/06/19/12379.html
この流出では読み取ったナンバーのデータだけでなく、運用に関する書類も流出しており、中でも興味深かったのは、窃盗の前歴者をNシステムに登録する登録申請書があり、その中に「Nヒットしても尾行したり職質したりしないように」という趣旨の注意書きがあったことです。つまり前歴者をNシステムを使って泳がせて監視するための登録だったわけです。Nシステムの使途の実に生々しい実態の分かる文書であり一線級の資料でした。
その後2007年6月中旬までに今度はNシステム端末の設置場所一覧が警視庁北沢署勤務のPMの私有PCから再びWinnyのネットワークに流出してしまい、壮大に自爆してしまった為、一応ここからは口が裂けても極秘などとは言えなくなってしまいました。
以上が “ 昔は極秘だった ” が、現在ではそうでもないという話の説明になろうかと思います。遅くともNシステムの存在は2006年6月には公然のものとなったということです。
余談ですが、なぜ警察官は私有PCに仕事のデータを入れていたのかということについて少々触れておきます。昔は自腹でPCを購入しそれで仕事の書類を作成していたのです。当方の知るケースですと1998年ごろ某県警の刑事や機動隊員も自腹でノートPCを買い、一太郎をインストールして仕事の書類を作っていました。これがWinnyによるデータ流出の根本原因と思われます。当時コンビニでも売られていた雑誌「ネットランナー」辺りでも盛んにファイル交換を勧めており、それらの情報を真に受けたリテラシーに疎いPMがWinnyでファイル交換をしていて暴露Virusに感染し、警察のデータも流出させてしまったのです。また先輩・上司の刑事が後輩に仕事のやり方を教えるために自分が仕事で作成したファイルをコピーして与えていたことで、先輩・上司が作成したファイルまで流出させてしまったことが惨禍を拡大させたのです。
仕事で使うPCを自腹で調達とはなんとも気の毒なことでした。今時パソコンを支給しない職場があったらブラック認定かつセキュリティ上の問題を指摘されると思いますけれども。当時は一般にそんなものだったとも言えず、警察が特にブラック職場だったのだろうと思われます。
119○岡田説明員 Nシステムについてお尋ねでございますが、私ども自動車ナンバー自動読み取りシステムと呼んでおりますが、このシステムのことかと存じます。
このシステムにつきましては、御案内のとおり、走行中の自動車のナンバーを自動的に読み取って、手配車両ナンバーと照合する、そういう機能を持ったものでございますけれども、その役割としては、御指摘のように、盗難車両の発見でありますとか、それに基づいて自動車盗事件を検挙する、あるいは自動車を使用した重要事件における犯人の検挙、そういった機能を持っているわけでございます。その検挙状況の推移ということでございますけれども、この整備が始まりましたのが昭和六十一年からでございます。データをとり出しましたのは平成五年からでございますが、平成五年にこのシステムで自動車盗を検挙いたしましたのが約七百六十件でございます。そして、平成九年には、自動車盗の検挙数は、都道府県の報告を集計いたしますと、千三百八十件となってございます。
そのほか、数的なデータにはなかなかなりにくいのでございますけれども、自動車盗以外の犯罪の重要事件で、従来の捜査手法ではなかなか解決が困難でありましたような事件につきましても、犯人の検挙や犯行の裏づけにも大きな成果を上げてございます。それから、設置状況の推移ということがございましたが、先ほど申し上げましたように、平成五年当初で約百カ所ぐらいの予算で措置をされておりました。それが平成九年度末では、幹線道路を中心といたしまして、全国に四百カ所余りが整備されているという状況でございます。
上記の答弁をした1998年5月22日の衆議院建設委員会に出向いた説明員は当時の警察庁刑事局刑事企画課長で岡田薫という官僚でした。
この警察庁刑事局刑事企画課という部署がNシステムの運用を直接担当していて、以前Winnyで警視庁から流出した検索申請書(書式)にはここの課長の決済印を押す欄がありました。
しかしマスコミ等がNシステムについて扱うと公安が出てくる有様でした。
テレビ朝日「ザ・スクープ」で一度Nシステム特集が放送されたことがあるのですが、その制作に関与したクルーを放送数週間後に警視庁公安部が尾行し、それに気づいたクルーがその様子をビデオカメラに収め番組で放送しようとしたが、テレビ朝日の警視庁記者クラブのキャップが警察と手打ちしてしまいお蔵入りになったという事件まで起きました。これでマスコミの連中は縮み上がったのか、それ以降Nシステムの話題はタブーとして確立した感がありました。
以下のリンク先は必見!
http://www.njg.co.jp/post-14455/
https://www.njg.co.jp/post-14469/
http://incidents.cocolog-nifty.com/pdf/torigoe.pdf
警察が初めてマスコミ向けに公式に認めたのは、2006年6月に愛媛県警警部の私有PCからWinnyのファイル交換ネットワークにデータが流出し、Nシステムで得たデータ(のべ10万台程度)等が含まれていた際の会見においてではないかと思います。https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/06/19/12379.html
この流出では読み取ったナンバーのデータだけでなく、運用に関する書類も流出しており、中でも興味深かったのは、窃盗の前歴者をNシステムに登録する登録申請書があり、その中に「Nヒットしても尾行したり職質したりしないように」という趣旨の注意書きがあったことです。つまり前歴者をNシステムを使って泳がせて監視するための登録だったわけです。Nシステムの使途の実に生々しい実態の分かる文書であり一線級の資料でした。
その後2007年6月中旬までに今度はNシステム端末の設置場所一覧が警視庁北沢署勤務のPMの私有PCから再びWinnyのネットワークに流出してしまい、壮大に自爆してしまった為、一応ここからは口が裂けても極秘などとは言えなくなってしまいました。
以上が “ 昔は極秘だった ” が、現在ではそうでもないという話の説明になろうかと思います。遅くともNシステムの存在は2006年6月には公然のものとなったということです。
余談ですが、なぜ警察官は私有PCに仕事のデータを入れていたのかということについて少々触れておきます。昔は自腹でPCを購入しそれで仕事の書類を作成していたのです。当方の知るケースですと1998年ごろ某県警の刑事や機動隊員も自腹でノートPCを買い、一太郎をインストールして仕事の書類を作っていました。これがWinnyによるデータ流出の根本原因と思われます。当時コンビニでも売られていた雑誌「ネットランナー」辺りでも盛んにファイル交換を勧めており、それらの情報を真に受けたリテラシーに疎いPMがWinnyでファイル交換をしていて暴露Virusに感染し、警察のデータも流出させてしまったのです。また先輩・上司の刑事が後輩に仕事のやり方を教えるために自分が仕事で作成したファイルをコピーして与えていたことで、先輩・上司が作成したファイルまで流出させてしまったことが惨禍を拡大させたのです。
仕事で使うPCを自腹で調達とはなんとも気の毒なことでした。今時パソコンを支給しない職場があったらブラック認定かつセキュリティ上の問題を指摘されると思いますけれども。当時は一般にそんなものだったとも言えず、警察が特にブラック職場だったのだろうと思われます。
更新履歴:2020-10-07,09 日付に誤りがあり訂正しました
2019年7月10日水曜日
[UPDATED]熊本市西区の覚醒剤取締法違反事件容疑者逃亡事件
昨日(2019年7月9日)0730頃、覚せい剤取締法違反事件で家宅捜索に来た熊本県警の警察官6名の内3名を車で引きずり逃げた元某国会議員私設秘書だった容疑者の逃亡ルートについて、警察からのリーク情報がマスコミで流されています。
事件現場(捜索先容疑者自宅)32.78327,130.65690
マスコミに流したリークによれば、海沿いの国道501号に出て北上、その後福岡県警からの情報として、大川市で確認された後、佐賀県に抜け佐賀市内を通行との事(本日分JNN<TBS系>の報道による)。
福岡県内の情報が抜けているのは、容疑者が通過するのを見過ごした無能等と言う非難を受けない様するため、またNシステムによる捜査の手の内を知られたくないため故意に省いたと思われます。それはともかくとしてここからは推測ですが、玉名市を経由し荒尾市まで国501を北上した後、熊本・福岡県境を超えて福岡県大牟田市入り。
上のストリートビューは県境のN端末。
大牟田市とはあの三池炭鉱の労働争議のあった土地です。
その後、某政治家の力で建設が実現したと公然と言われている有明沿岸道に入り、一気に大川市まで抜けたとみられます。
今日のテレビ朝日スーパーJチャンネルによれば、
|捜査関係者によると1時間半後、福岡県大川市内を走る逃走車を確認。
|午前11時ごろには佐賀県内を走行していたことが確認されている。
とのこと。ソース:http://jcc.jp/news/14909215/
事件発生が7時半だから9時ごろには大川市に到達していたことになりますが
GoogleMapsが算出の経路・所要時間とおおよそ符合します。
N端末をオーバーレイした経路図です。
その後は前述の如く警察のリークですが、福岡・佐賀県境を超えた先の佐賀県内で記録されているのが確認されたとの事です。JNN<TBS系>では警察がNシステムを使って行方を追っていると報じています。
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2019年5月30日木曜日
2度も映画になった元警部
次回の告知です。— NNNドキュメント【公式】 (@n_docu) 2019年5月27日
「自爆」~元警部の告発~
6月2日(日) 深夜24:55~ 語り:松尾スズキ
北海道警察にかつて”エース”と呼ばれた男がいた。しかし「覚せい剤取締法違反」で逮捕。「拳銃押収のやらせ捜査」という警察の組織的犯罪行為も浮上。…それだけではなかった!!#NNNドキュメント #道警 pic.twitter.com/D6b1Xv4Xkp
映画『日本で一番悪い奴ら』や『ポチの告白』のモデルとされる ” 稲葉事件 ” の稲葉元警部が地上波の番組に。お見逃しなく!
どちらの映画も配信で視聴出来ます。
この機器・何の機器・気になる機器 ♪ - メーカー探訪シリーズ “ H ” 編
2003年の末か2004年初頭のことだったと思うのですが、某県のある場所でユピテルのレーダー探知機に搭載されているNシステム検知機能(赤外線照射を検出すると “ Nシステムです ”と発声する)が作動したのですが、 そこにはN端末はなくて田舎の県道だったのです。2度目にその場所を通行した際にも作動しましたが、そこがちょうど新幹線線路の高架下だったので、高圧電線のせいで誤動作しているのだろうと思ってました。ところがさらに後日そこを通った際にも作動したため、さすがにおかしいぞと思い改めてよく確認したところ、なんと交通信号に赤外線照射機と一体化した小型のカメラが取り付けられているではありませんか!
見たこともない機器ですから♪
この機種でした。後に設定した当グループでの呼称はH1。
この事が発端となり、後にこの装置は都道府県別に展開するようになった新種のNシステム端末と判明し、当該県の「初動捜査支援システム」として設置されたものというところまで分かりました。とりあえず当時は紙の地図だったので見つけ次第地図に印を付けていくようになったのです。
H2
その後調査対象地域が増えていくと、簡易型のメーカーは御三家なんてものではなくもっとありそうだということと、そしてこの機種はいわゆるN御三家ではないメーカーらしいぞと分かってきました。やがて調達先が公表されているケースに行き当たり、メーカーが判明。同時期に存在した他メーカーFの機種と比較しても早い時期から小型化しており洗練された感じのする撮像部で、さすが重電も手がける最大手の製品です。
H3
このメーカーの製品は撮像部前面に “ ガラス高温注意 ” のシールが貼ってあります。また被写体側から撮像部に正面から向き合うと、派手に首を傾げ(かしげ)ている(=撮像部が傾いて設置されており、撮影した画像の水平がとれていない)ケースが結構多くの地点でみられるという特徴があります。設置調整マニュアルに水平を出すように書かれていないのではないかと思えるほど傾いているのです。そのことからこれら機種は監視カメラとして流用されておらずナンバー読み取り機能だけ備えるラインナップの機器なのではないかと推測する根拠になっています。まあナンバーを読む前に画像の傾きを補正するでしょうから補正はお手のものと思われますし、適切な画像を端末側で生成し専用線で中央装置に送っているかもしれませんが。
2018年度末登場のH4。赤外線パネルがH3の半分に。屋根は降雪対応仕様。
N御三家のPやMみたいに公道上のフィールドテストサイトはないかとあちこち探しましたが、取り敢えずこの場所を見つけました。
社会ビジネスユニット 社会システム事業部 企画本部長52歳の“決めゼリフ”と“高額年収”
最終更新日 2021-02-16
2019年5月27日月曜日
オフラインでNシステムマップを利用する(MAPS.ME 編)
前々回の記事(リンク)でスマホ・タブレット向けアプリの “ Guru Maps ” にNシステムマップを読み込ませるやり方をご紹介しましたが、かのアプリでは下の画像の様に狭い範囲内にある複数のアイコンがまとめられてしまうため、上下線の端末が分離タイプの場合などにいちいち表示スケールをいじらないと端末の正確な位置が把握しづらいという問題がありました。これは回避行動時にどこで右・左折するかに関わることですから重要です。
そこで、別のアプリ “ MAPS.ME ”の利用を検討します。
この辺りは説明不要ですね。
地図は全国でおよそ1Gbytes程度。
公開してあるNシステムマップにPCからアクセスし、上の画像のように “ KMLをダウンロード ” を選択します。
レイヤー別にkmzファイルをダウンロードします。
それらファイルをmicroSDカードに書き込んでスマホ・タブレットにマウントします。
N端末のファイルを5レイヤー分読み込ませました。
こちらのアプリではなんとも真面目なことに、一つ一つのアイコンが描画されています。
表示スケールを変更して表示具合をチェックしてみましょう。
多摩川を渡る移動はN端末でしっかりチェックしてありますね。
新宿渋谷あたりも個別のアイコンは明確に表示されています。
ということで、回避派にはこちらのアプリの方がお勧めですかね。
尚、こちらのアプリではブックマークの編集機能は個別に色が変えられるだけで弱いため、利用目的や使い方によってブックマークの編集機能を使うならGuru Mapsが適する場合もあるでしょうからお好みに合わせて選択すれば良いでしょう。
最終更新日:2019-12-04
2019年5月24日金曜日
Nシステムマップの、スマホ・タブレット向け推奨閲覧法
当グループ作成のMyMapsを利用したNシステムマップの、スマホ・タブレット向け推奨閲覧法をご案内します。
赤い楕円で囲ってある部分をタップします。
Googleマップアプリのロゴが表示された後、上の画像の様に表示されたら読み込み成功。先に進むにはマップの何も無いところをタップします。
Nシステム端末のアイコンは、まず□が警察庁端末かそれに準ずる端末、およびAVIです。
◇は簡易型Nシステム端末、○は車両前後を撮影する簡易型Nシステム端末(三重県の特殊型を含む)です。
経路を検索して、そのルート上にあるN端末を確認してコースを調整する等出来ます。本環境ではMyMapsを表示しながら、ルートの混雑状況の確認が出来るのが大変良いです。細かい回避ルートを検討したり、端末の詳細な情報を確認したり、ストリートビューを見たりしたければPCにてブラウザからマップにアクセスして下さい。回避は直前で左折ないしは右折すればなんとかなるというものでもありません。PCの広い画面でじっくり検討することです。
これは帯域が確保出来ず遅延の大きい環境にて試した時のスクリーンショットですが、URLのところに “ 軽量版 ” と出ています。4月中旬頃は以前の記事で書いたように、MyMapsの読み込みに失敗することもありましたが、現在では問題のあるネットワーク環境からのアクセスでも、大方問題なく起動出来るようにGoogle社の魔法使いが調整してくれたみたいです。前の記事で「ラジオライフ」2019年6月号にもっと安定的に起動する方法が書いてあると案内しましたが、その方法というのは、公開してあるマップの私的なコピーを作成して、公開マップにアクセスが集中した際にも起動を容易にするという趣旨の内容だったのですが、当時よりもトータルで状況が改善されたので私的なコピーを作成する手法の解説は不要になったと考えています。
以前は公開してあるNシステムマップの編集権を要求する “ 共有リクエスト ” が結構送られて来ていました。当方もブラウザ上のview、およびviewerのモードは使いづらいと思いますので、editモードで使いたいという気持ちは分からないでもないのですが、なにせ不特定多数に公開してあるマップなので、編集権なんぞそれら人々に割り当てたらマップをめちゃくちゃにされて(なにせeditモードではレイヤーを削除出来てしまいますから)まともに供用出来なくなるに違いないと思いリクエストは無視していました。もともと不当な要求ですが、企業のドメインからのメールで何度も送ってくる人々に呆れたものです。その編集権を要求する “ 共有リクエスト ”はスマホ・タブレットにてGoogleMapsアプリにNマップがオーバーレイされるようになってからは来なくなりました。おそらくそれらの人々も使用感に満足したのでしょうね。
以前は公開してあるNシステムマップの編集権を要求する “ 共有リクエスト ” が結構送られて来ていました。当方もブラウザ上のview、およびviewerのモードは使いづらいと思いますので、editモードで使いたいという気持ちは分からないでもないのですが、なにせ不特定多数に公開してあるマップなので、編集権なんぞそれら人々に割り当てたらマップをめちゃくちゃにされて(なにせeditモードではレイヤーを削除出来てしまいますから)まともに供用出来なくなるに違いないと思いリクエストは無視していました。もともと不当な要求ですが、企業のドメインからのメールで何度も送ってくる人々に呆れたものです。その編集権を要求する “ 共有リクエスト ”はスマホ・タブレットにてGoogleMapsアプリにNマップがオーバーレイされるようになってからは来なくなりました。おそらくそれらの人々も使用感に満足したのでしょうね。
2019年5月17日金曜日
オフラインでNシステムマップを利用する(Guru Maps編)
今回はスマホ・タブレットにオフラインマップを利用可能なアプリGuru Mapsをインストールして、そのアプリ上にN端末を表示させる方法を解説します。
まずは公開してあるNシステムマップにPCからアクセスします。次に、上の画像のように “ KMLをダウンロード ” を選択します。
レイヤー別にkmzファイルをダウンロードします。そのファイルをmicroSDカードに書き込んでスマホ・タブレットにマウントします。
GooglePlayにてGuru Mapsをインストールします。
8つの地方に分かれていますので、それぞれダウンロードします。
スマホ・タブレットに “ ファイルマネージャー+ ” をインストールして
順次各レイヤーのデータを読み込ませていきます。
もしmicroSDカードがない場合は、PCからメールでスマホ・タブレットに送ります。
Gmailアプリにて添付ファイルをタップすると下の画像のようにアプリケーションを選択できるのでGuru Mapsを選択します。
この様にN端末のアイコンが表示されればOKです。
アプリ内課金を利用すればブックマークの編集が可能になります($3.99)。
このアプリはもともとGalileo Offline Mapsという名称でしたが、他所に権利を押さえられたのか改称しています。
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2019年5月13日月曜日
可搬型(仮設)のナンバー読取機と不快な車内撮影への対策
今日、裏六甲に行きました。
— Syu-ta (@Syu_taa) May 2, 2019
シビックの早さに
僕はとても驚きました。
帰りに摩耶に寄りました。
僕がコーナで走っていると、茂みで何か薄暗いフラッシュが!
なんと、お写真を撮っていただきました。 とても嬉しかったです😳
摩耶山自然の家 横断歩道のところで移動式オービスやってます!気つけて! pic.twitter.com/74wjP5IpLK
赤外線スレーブで光るカメラ用フラッシュの発光部に赤外線フィルター貼って窓に向かって光らせると窓が真っ白になり運転者が分からなくなる。または窓に赤外線ライト当てるのもあり。— Nikon Z6 NPS (@nikonz6nps) 2019年5月6日
上に埋め込みましたTweetにありますように、仮設のNシステム端末(ナンバー読取機)が事件現場や捜査対象の近くなどに設置されているケースがあります。
他のケースではコンビニが大きな看板の支柱に設置させている場合もあります。おそらくは警察協力としてです。読者の皆さんの地域では如何ですか?
車内(搭乗人員)を撮影されるのが不快な場合の対策に関するTweetも参考になりますね。Nシステム端末の赤外線照射に連動して赤外線を窓ガラスに照射すれば窓が白く写るとのこと。被写体(搭乗人員)に向ければハレーションを起こすと思われます。
Nシステム端末の赤外線照射は明滅を繰り返すタイプで、カメラはビデオカメラなので連続撮影です。その点に留意の上、最初に赤外線照射を検出したあと端末の画角から被写体が離脱するまで数秒間連続で赤外線照射が出来れば良いです。
Nシステム端末の赤外線照射は明滅を繰り返すタイプで、カメラはビデオカメラなので連続撮影です。その点に留意の上、最初に赤外線照射を検出したあと端末の画角から被写体が離脱するまで数秒間連続で赤外線照射が出来れば良いです。
2020-11-30追記
市街地に設置してあった可搬型Nシステム端末だそうです。
O久保の住宅街に2年前設置された日立製Nシステムが撤去された。まぁここ数ヶ月動いてなかったし。 pic.twitter.com/tpF4aiuFWy
— まるき (@621kHz) November 30, 2020
2021-01-07追記
警察庁および各県ではこの名称で調達しているようです。
小型よう撃捜査支援装置 - NJSS入札情報速報サービス
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小型よう撃捜査支援装置
2019年4月22日月曜日
スマホ・タブレットの挙動が変わった話 / 都内N端末爆増など
以前はAndroidスマホ・タブレットで当ブログの “ My Mapsを使用したNシステムマップ ” のページ にあるNシステムマップのリンクをタップするとブラウザが立ち上がってブラウザ上でMyMapsが表示されていました。
アプリのGoogleマップが起動
なんと我々のNシステムマップがオーバーレイされています。
地図の凡例を表示をタップすると下の画像のようになります。
ここで閉じるの×を押すとMyMapsを閉じることになるので←か△で戻ります。
MyMapsのアイコンが表示されていますが、Googleマップアプリには違いありません。
道路の混雑状況やN端末が表示された状態でナビのルート検索が出来ます。
ブラックジョークのようですが、田園調布から府中方面へのルートを検索します。
平日の20時頃だと神奈川側の多摩川沿いが早いですよというサジェストですが、例の誘拐犯はR20を通ったらしいですね。つまり所要時間57分と表示されている灰色のルートです。不幸にして、どのルートを通ろうともN端末には何度も引っ掛かります。
どこからどこまで移動したら何度N端末にナンバーを読まれるか、こうして視覚化されると何とも知れない気分ですが、ワークの成果がこうして1万円前後の7インチAndroidタブレット上で結実しているのを見ると、Google社のプログラマーが魔法使いの様に思えてきます。何故なら当方は一行のコードも書いていないからです(笑)。我々は端末の位置を調査して、テキストcsvのデータを作って、それをMyMapsに読み込ませているだけなのです。
尚、地図を開くことが出来ませんでしたというようなエラーが出る場合もありまして、再現の具合から推測しますとネットワークのコンディションやGoogle社の設備に掛かっている負荷の状況によるものかと思われますが、もっと安定的に起動できる方法があってですね、それは来る4月25日発売の『ラジオライフ』2019年6月号の37ページに載っているので買ってご覧下さい。発売後ひと月くらいしたらこのブログでもS/Sを貼りまくった解説記事でフォローする予定です。
ところで都内はここ数年で簡易型端末がさらに爆増しましたね。再調査はオリンピック直前にやろうと思っていたのですが、前倒しして差分をリストアップしました。
下の2つの画像は今年の3月上旬から4月10日までの再調査キャンペーンでの成果を表示しているところです。白いバルーンの箇所が前回調査後に増設されたり、新規に発見した箇所を表しています。
現行の190411-1829版では新発見の箇所もすべてPなんたらというそれぞれの機種に割り当てられたアイコンで表示しています。
毎年のように馬鹿みたいに増設されていますが、あの鴨ネギ誘拐犯が劇的な検挙実績を進呈したので増設の格好の口実にされているという感じがするのは否めませんね。それに加えオリンピックの警備など他の口実もありますし。現在までに都内の簡易N端末は819群の存在を確認しています(当グループ調べ)。こんなに数量が増えるとトータルのリース料は非常に高くなっていると思われます。東京都では始期の異なる複数の7年リース契約が並走している状態です。
最終更新日:2020-01-01
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2019年3月8日金曜日
メーカー探訪シリーズ ー N御三家のM
云わずと知れた天下の三菱電機様です。
自社で開発したナンバー読取機をこの鎌倉製作所の敷地から公道上に突き出した構造物にマウントして試験しています。全国各地に設置された端末と、この場所の機器を照合すれば容易にこちらのメーカーの製品と特定出来るため、これまでに多数のNシステム端末(ナンバー読取機)をリリースしていることが知られています。
権利意識の高い方々からは、いち私企業が何の権限で市民を撮影しているのかと批判されることもありますが、まあそこは公権力と一体化した産官学複合体の一部ですから実際のところお咎めを受けることはありません。
先日メーカーP(松下通信工業)の記事でCOATECの話が出たのですが、あまり目耳にしないレアな話題であるため、折角の機会ですから続きをここに書き残しておこうと思います。丁度こちらの会社に関係のある話ですし。それは前に述べたようにデコーダーを独占製造していた3社の一角だからではありません。
概略を述べると以下の通りです。
・・・三菱電機の資本が入っていたメルダックという音楽レーベルがあった。その派生事業でメルサットという名称のものがあり、当時華々しく開始されたDSB(直接衛星放送)で立ち上がったJSB(WOWOW)やCS利用の委託放送事業者等に音源を提供する計画があった。そんな中、郵政省(当時)から「JSBが使っているアナログBS 注1 3ch(1991年10月25日からは5ch)の“ 独立音声放送 ”に名乗りを挙げている事業者が実はまだ居ない。やらないか」とお声がかかり、セントギガこと衛星デジタル音楽放送(株)を立ち上げることとなった。スクランブルを掛けていない無料の試験放送中には延べ10万件もの好意的な感想が寄せられた。ところが1991年9月にスクランブルを掛ける有料放送に移行する際の実際の契約者はたったの3,000人だった。その後も聴取契約者数は伸び悩む。局側の経営を開局当初から圧迫したのは、コアテックのエンコーダーや顧客管理システムに20~30億円もの初期投資が必要だったこと。参入前の見込みではWOWOWのそれを便乗して使わせてもらえると思い込んでいたが実際には独立音声であってもWOWOWとは別に自前の一式を備えなければならなかった。これが誤算だった・・・
以上は90年代前半に週刊ポスト誌上だったと思いますが、セントギガの社長 F氏が述べた事の要約です。
かの局の契約聴取者数が伸び悩んだ理由は
(以下、文章が冗長になるため、箇条書き かつ“である調”で記述)
・聴取するにはBSアンテナ・チューナーに加えコアテックのデコーダーが必要で、そのレンタル料や機材購入費の負担が聴取者側にあったこと。
・世間に多少出回っているのはWOWOW向けのデコーダーで、聴取する際に画面はWOWOWで、音声はセントギガでというスタイルが成立しづらかったこと 注2 。
・セントギガ オーディオデコーダー 注3 という機器もあって、これを備えればWOWOWとの契約なしでセントギガを純粋なPCM音声放送として聴取出来たがこのデコーダーは買取りだと三万数千円 注4 もした。レンタル制度もあるにはあったが、月額のレンタル料は放送聴取料より高かった。そのためこの機器はほとんど市場に出ていなかったと思われる。
・放送事業者側にとってもこのスクランブラー一式は非常に重い負担をもたらした。まず前述のF社長激白のように機材が高額で、運用にも高い経費が掛かる。また仕組みが複雑で、放送局から顧客のデコーダーにデータを送る際、当該チャネルのアップリンクに直接乗るのではなくまず専用線でSARC(衛星放送セキュリティセンタ)にデータが流れて行き“処理”されてから局に戻って来てアップリンクに乗るがこれによりSARCに支払う手数料が発生するようになっていた。これはスクランブルの強度・不正視聴の試みに対する耐性を上げるための措置だと言えば正当化できるかもしれないが、放送事業者や視聴者に余計なコストを負わせていた。当時のPCは性能が低くこのスクランブルの攻略に使えるほどのものではなかったにもかかわらず。つまり過剰・不必要なまでの強度を実現していた 注5 コアテックは、SARC(衛星放送セキュリティセンタ)を養うようシステムが作られていたのだ。
(箇条書き かつ “である調”での記述は以上)
また同様にコアテックのスクランブルを利用したCS-PCM放送というものもありましたが、こちらは契約者数が300人なんて局もあり、開局直後に早々に撤退する事業者(スーパーバード系 注6 )が出る等、郵政省の電波行政の破綻=官僚神話の崩壊といった感じの出来事も起きていました。時期的にはこの辺りであの80年代末期~92年頃のバブル経済が崩壊しています。
セントギガの件は、技術的に可能になったからといってCOATECなんていう化け物の如きシステムを作ってしまった産官学複合体という大タコが、結果として自らの足を食った出来事として印象に残っています。
技術だけ進歩しても精神性が伴わず 注7 。
インフラ整って客は居らず。戦艦大和を建造したが使う局面は無かったのと同様のことがまた繰り返されました。
バブル経済崩壊以降、空白のxx年間などといわれますが、その数字のカウントは未だに続いているように思われます。
注1:アナログBSといっても音声やスクランブル関係の信号は映像とは別の搬送波をデジタル変調したものだったのでデジタル音楽放送で矛盾はない。放送の音声とデコーダーに配信するスクランブル関係の信号等を足した総ビットレートは2,048kbps(2Mbps)でデータ放送向けのスロットも確保されていた。後に家庭用ゲーム機へのデータ配信にも利用された。映像がNTSCコンポジットビデオ信号を周波数変調したものだったのでアナログBSとしていた。音声はリニア 48kHz 16bitステレオ(Bモード)かノンリニア 32kHz 12bitステレオ(Aモード)×2が選択できる規格だったが、WOWOWはセントギガのせいでBモードでは放送出来なかった。例外的にクラシック演奏等を両局合同でBモード放送したことは何度かある。
注2:WOWOWの客層はケーブルTVのそれに相当する。テレビを消し、外付けのBSチューナーに接続した外付けのデコーダーからライン出力をピュアオーディオの機器、もしくはSPDIF(デジタル出力)をDACや録音機に接続してまで聴いているケースは少なかったろう。
注3:記憶があいまいだが定価30,000円前後に消費税3%(当時)外税にヤマト運輸の代引き便の送料手数料を足した額。
注4:ガワ(筐体)から推測するに東芝製と思われる。実際のところ何台売れたのかは知らない。
注5:コアテックがもし破られるとすれば、契約状態にあるデコーダーのクローニングしか有り得ないと言われていたが、デコーダーのID書き込みは製造メーカー3社にしかない特殊な機材でしか行えなかったとか。この装置はおそらくはSARCに専用線で接続されて動作するものだったのではないか。のちにSARCはコアテックでは事故は1件もなかったと述べていた。後輩のB-CASが破られたのはCAS関係のデータを、こともあろうか汎用のリーダー/ライターで書き換えできるカード上に置いた事とPCの性能向上が効いたと思われる。
注6:JC-SAT2号機でなくスーパーバードのトラポンを使ったCS-PCM放送が当初存在していたこと自体知らない人が殆どだろうと思われる。最初期のチューナーにはCS-IF入力が2系統あったが、生き残ったのはJC-SAT2号機のトラポン2本分だけだったので、後のモデルでは入力は1系統のみとなった。
注7:金を払った者だけに視聴させるインフラを作って商売しよう・メンツが掛かっているからガチガチにスクランブルを掛けろ・天下り先を作るのを忘れるな的な事です。
最終更新日:2021-12-27
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